矢野顕子の「Water Ways Flow Backward Again」(と日本語ラップ)

矢野顕子の「Water Ways Flow Backward Again」が大好きです。

正確に言うとこの曲をサンプリングしたトラックが好きです。

 

www.youtube.com

Punpeeクロノトリガーとか、

 

www.youtube.com

kojoe × Olive Oilの「回る」ですね。

 

Olive Oilは同じネタでインストのトラックも作っていて、そっちはサンクラに上がっています。

soundcloud.com

(タイトルが「MWR2=回る2」なので、続編的な曲なんでしょうか。)

 

「water ways ~」には音源で出ているものだけでもいくつか種類があるようで、

僕が知っているものだと矢野顕子の演奏が1曲、渡辺香津美(KYLYN)の演奏が2曲。

 

クロノや回るで使われているのは渡辺香津美の方で、1979年のアルバム「KYLYN」に入ってるバージョン。

 

Punpeeはイントロの前半2小節、Olive Oliは4小節までサンプリングしてますね。

MWR2もこの曲の0:37~からの部分を持ってきています。イントロとは違ってギターがメインフレーズ役。

 

 渡辺香津美版のwater~は「ワン・フォー・オール」(1999年)にも入ってます。

中盤からの展開はこっちの方が好きです。

 

僕が作ったクロノの誰得Remixでは、こっちのwater~をhookで地味に混ぜてます(宣伝)

soundcloud.com

 

最後は矢野顕子版。ピアノソロなので大人しめです。

www.youtube.com

 

 

曲全体通しても好きだし、演奏ごとのアドリブの違いも聴いてて楽しいというのもあるんですが、

個人的にはやはりKYLYN版のイントロをずっとループさせていたい気持ちがあります。

一日中聴いていても飽きません。

 

では。

雨降りの月曜(Nebulosa)三昧

雨降りの月曜だったので雨降りの月曜を聴いていました。

 

雨降りの月曜といえばサンプリング元の「Nebulosa / Tenorio Jr.」もむちゃくちゃかっこいいわけですが、

 

www.youtube.com

 

HipHopでは定番のネタらしく、この曲をサンプリングしたトラックって結構あるみたいなんですよね。

Whosampled行けば載ってるんですが、個人的に好きなやつを纏め。

 

www.youtube.com

 

本家。

 

 

www.youtube.com

「Remember The Name / Inverse」のリミックス。Crispyは日本のトラックメーカーらしい。

サンプリングではなく弾き直してますね。

 

 

 サンプリング箇所が雨降り~とは若干違う。テンション高め。

 

 

www.youtube.com

こっちはタイトめ。

 

 

www.youtube.com

LO ONEの方の提灯。唾奇×SWは間違いない。

唾奇のフローがTwigy過ぎて最初聴いたときは唾奇いつ出るんだよってなった。

 

以上。

 

 

 

部内コン(リミックス部門)の提出曲に対しての質問に答える

いくつか質問っぽいものがあったので回答します。

 

 

 

 

■ミッドナイトポーンローバー(DubMiyako's YOUR FILE HOST mix)

soundcloud.com

 

 

・裏で鳴っているパッド(ベース?)の音が作りたい音だったので気になりました。

 

(1) Synth1でサイン波を出す。設定は↓

f:id:teslacate:20171224003132p:plain

 

(2) チューブサチュレータを挿す

f:id:teslacate:20171224003314p:plain

サチュレータという音を歪ませるプラグインを挿します。ディストーションのマイルド版な感じです。僕はBusDriverというコンプレッサーに付いているチューブサチュレータをよく使います。

 

(3) チューブサチュレータを挿す(2個目)

f:id:teslacate:20171224003314p:plain

歪みが足りないのでもう一個挿します。

 

(4) RBassを挿す

f:id:teslacate:20171224003729p:plain

低音の倍音を付加することであたかも低音が大きく鳴っているかのように錯覚させるプラグインらしい。詳しい原理は知りません。

勘で72Hzを持ち上げ。

 

(5) EQでハイパス

f:id:teslacate:20171224004023p:plain

低音盛ったせいでうるさいので勘で66Hzからゆるくハイパス。ベースの処理の仕方は全然分からない。

 

という感じで作りましたが、「808ベースが作りたいけど808キックのサンプルを探すのがめんどい」と理由でサイン波を代用しているだけなので、普通に808ベースを作ったほうが良い気がします。

 

以上

 
・曲中の声は動画サイトからサンプリングしてきたものなのでしょうか。

パンティ&ストッキングwithガーターベルトというアニメがあります。

www.nicovideo.jp

 

このアニメで使われている「juice」という曲をサンプリングしています。

www.youtube.com

 

 

(1) 原曲をモノラルにする

f:id:teslacate:20171224004813p:plain

ステレオ感が邪魔なのでA1StereoControlでモノラルにします。

 

(2) EQを掛ける

f:id:teslacate:20171224005006p:plain

ローファイな感じにしたいと思ったのでEQで低域と高域と切ります。

さらに1000kHzをグッっと持ち上げます。

これをやると「古いラジオの音声」のような汚れた音になります。

 

 

(3) ビットクラッシャーを掛ける

f:id:teslacate:20171224004654p:plain

ビットクラッシャーで音を汚します。

・ビットクラッシャーとは

偏ったDTM用語辞典 - ビットクラッシャー:Bit Crusherとは - DTM / MIDI 用語の意味・解説 | g200kg Music & Software

サンプリング周波数などの話がわからなかったらググるか、うちの大学で音響の講義受けましょう。DTMやってる人はあの講義受けておくと幸せになれます。

 

(5) 切り貼りして並べる

f:id:teslacate:20171224005255p:plain

いい感じのフレーズになるように原曲を切り貼りして並べます。 

 

 

あと、フリー素材のベッドのスプリング音を足しています。(こちらもビットクラッシャーで汚しています)

 

以上

 

 

・AVは買ったほうが良いと思います。

DMM、買ってその場でストリーミング再生できるので便利です。

 

以上

 

 

 

 

■Metropolis (sine-kona's 2020 Utopia Remix)

soundcloud.com

 

 

・4:00くらい終盤のドスドスしたキックが何の音を使われているのか気になりました。

SONAR X2に付属しているループ素材です。

「LoopMasters/HOUSE TECHNO TRANCE/BREEZE AND STYLES/BnS_140_3_3_2.rx2」というファイル名だったので、

www.loopmasters.com

この辺に似たようなの入ってるかもしれません。知らんけど。

 

 

以上

 

 

 

メロディの部分をメインにしてコードのようにする

これ書いてくれた人が知りたい。そこに気づくんですか。

メロディの音が含まれるコードを鳴らしてるので必然的にそうなりますね。

 

 

f:id:teslacate:20171224000146p:plain

このメロディーに対して、

 

 

f:id:teslacate:20171224000216p:plain

こんなコードを置いています。

進行としては、

 

前半が「Am7 Bm7 G#M7 Gm7(11) C#m7/F#」

後半が「G#M7(9) A#M7(9) FM7(9) F#M7(9) Gm7(11)/C」

 

みたいな感じです。合ってるかわからないけど。

ちなみに、上記のコードが読めない人は「セブンスコード」「テンションコード」「分数コード」とかでググりましょう。ググりは大切です。

コードの音の中に、メロディーと同じ色の音が入ってるのが分かるでしょうか。

 

図示するとこうなります。

f:id:teslacate:20171224002344p:plain

C#m7/F#の部分だけ、メロディーの音が入っていない&メロディーがFなのでF#とぶつかって不協和音になっているという状態ですが、

そこは「この方が気持ちいい」気がしたのでそうしました。何が正しいかとかはわかりません。

 

メロディーからコードを作ると結構変わった進行ができて楽しいです。

コード進行として合ってるか、みたいなことはどうでもよくて、聞いてて行けそうならなんとかなります。自分のセンスを信じること。

 

以上です。夏部内コンでまたお会いしましょう。

 

 

 

 

「信じること」まとめ!信じとは?信じないとどうなる??

 f:id:teslacate:20171222004105j:plain

 

 

信じること!

こんにちは、管理人のだぶみやこです!

 

 

 

最近、信じている人が多いですよね!

ツイッターでも、信じている人を毎日見かける気がします!

 

でも、信じることって一体何なんでしょうか??

僕もあまり知りませんでした。

 

そこで今日は、信じることについて調べてみました! 

 

 

目次:

 

 

 

信じることとは?

信じることとは、「信じ」をすることです!

とても分かりやすいですね!

 

ひとことで信じといっても、いろんな種類があります。

 

車でドライブに行くときに信じるのは、定番ですね!

皆さんも、経験があるのではないでしょうか??

 

ちなみに僕は最近、飲み会の席で信じることが多いですw

 

 

 

 

助かること

信じていると、助かることがあります!

助かったときは、うれしいですよね!

 

逆に、助かりたくて、信じている人もいるようですね!

 

 

 

 

 信じができないと…

信じると、助かることが分かりましたね!

でも、信じができなかったときは、どうなるのでしょうか???

 気になりませんか??

 

実は……………

 

 

 

 

 

 

 

頭が半分に割れてしまうんです!!!

怖いですね!

 

実際に、頭が半分に割れてしまった人もいるみたいですね…

 

頭は、ゆっくり割れていく人もいれば、一瞬で割れる人もいます。

個人差があるということですね。

 

頃合いを見る

 頭が割れてしまった人は、どうなるのでしょうか?

 

頭が割れた人は……

 

 

 

 

 

 

頃合いを見ます。

 恐ろしいですね。

 

人は、いつかは頃合いを見るものです。

でも、早く頃合いが来てしまうのは、嫌ですね!

 

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか??

信じることができないと、頃合いを見てしまうんですね!

僕もこれからは毎日、信じようと思います!

信じること!

 

↓こちらの記事もどうぞ↓

adventar.org

(この記事はCSL Advent Calendar 2017に参加しています)

 

 

 

 

 

僕が 僕1人が人間やねん

 


全部ウソやねん この世界

 


僕もウソやねん

 

 

わからへん

 

 

 

 

このディレイの発振が強い2017

 

この記事はCSL Advent Calendar 2017に参加しています。

CSL Advent Calendar 2017 - Adventar

 

 

・ディレイとは

ディレイとはDTMにおけるエフェクトの一つであり、「音を発振」させることを目的としています。発振とは、出力した音を入力へ戻すことでループさせ、非常にエキセントリックなノイズを生み出す現象のことを指します。

 

・図解

 

f:id:teslacate:20171222000926p:plain

また、ディレイの応用的な使い方として、音を遅らせて出力することで「山びこ」のような残響を作ることもできますが、そんなニッチで意味の分からないことは誰もやっていないので気にしなくてよいでしょう。

 

 

 

 

・このディレイの発振が強い2017

私が普段使っているディレイプラグインを紹介しましょう。どれも力強いノイズを生み出してくれる私のお気に入りです。

 

 

・TAL-DUBⅡ

f:id:teslacate:20171221233022p:plain

 

TALよりリリースされているフリーのディレイ。

Feedbackの摘みを回し切ると発振します。

注目してほしいのは中央の「Drive」つまみ。右に回すほど音が歪(ゆが)みます。これ一つあれば恐いものはないですね。

LRが独立しており、左右の発音タイミングをずらしてピンポンディレイ的に使えるのもポイント。ピンポンディレイって何でしょうね。

 

 

 

・BIONIC SUPA DELAY

f:id:teslacate:20171221233014p:plain

INTERRUPTORよりリリースされているフリーのディレイ。

ジャマイカ感が溢れるインターフェイスから察せられる通り、ダブ・レゲエ用のディレイとして開発されたもの。

FEEDBACKを上に上げ切ると発振します。

ディレイ音をピッチシフトさせることもでき、サイケな音作りが可能。

また、「GROOVE」なるつまみが存在しており、ディレイ音のグルーブが設定できます。一番右側まで動かすとダブ・レゲエではおなじみの付点8分ディレイが鳴らせます。

(32bitプラグインのため、今の私の環境では動きません。さようなら…。)

 ・参考動画

www.youtube.com

 

 

・Replika

f:id:teslacate:20171221233018p:plain

天下のNative Instruments社が送り出したディレイ。主戦力ディレイ。

モダン・ヴィンテージ・デフュージョンの3モードがあります。

Feedbackを100%以上にすると発振します(最大120%)。

アナログディレイはディレイ中にディレイタイムをグリグリするとピッチが変わりますが、これのモダンモードはデジタルディレイなのでピッチが変わりません。清潔感のある発振を得たいときに便利。ディレイのくせにフェイザーも付いていて便利。

 

フュージョンではディレイと粒の粗いリバーブの中間のような音が鳴り、綺羅びやかな空間を演出できます。大体これのために使う。

 

・参考音源

soundcloud.com

 

 

 

 

・ECHOES

f:id:teslacate:20171221233007p:plain

 

Nomad Factory社のアナログ・ディレイ。嫁ディレイ。

ハードウェアのディレイを色々エミュレートしているらしいですね。(すごい)

REPEATSノブを100%にすると発振します。分かりやすいですね。

「vintage」スイッチをONにすると露骨に音が汚れてシャカシャカした感じになります。

 

いい感じに高域と低域が削れるので強めにかけても(普通に使えば)原音の邪魔になりません。

EHX-DMモードではピッチにモジュレーションがかかり、ボーカルなどのよく伸びる音に掛けるとコーラスエフェクト的な厚みと透明感が出て好きです。

 

・参考音源

soundcloud.com

 

 

 

おわり

来年はSoundToysのEchoBoyとか狙っていきたいですね。

 

 

 

ゆゆ式とヒップホップ――「何もない日常」の話

(この記事は、CSL Advent Calendar 2017に参加していません) 

CSL Advent Calendar 2017 - Adventar

 

言語化に失敗したためボツになりました。

 

 

 

ゆゆ式の話

f:id:teslacate:20171217123433j:plain

 ©三上小又芳文社ゆゆ式情報処理部, 2013

 

まんがタイムきららが好きだ。きらら作品の中でも特に好きなのがゆゆ式だ。

 

きらら作品はよく「日常系マンガ」としてカテゴライズされる。

しかし僕は、真に”日常”を描いているマンガは、ゆゆ式だけだと思っている。

 

 

 

ゆゆ式が他のきらら作品と異なる点は、「何もおこらないこと」だ。

ゆゆ式からは、物語を動かすための”イベント”が、排除されている。

 

「日常系」と呼ばれるきらら作品だが、それに反して「非日常」が挿入されることは少なくない。

修学旅行、コミケ参加、軽音部の文化祭ライブ、先輩の卒業、後輩との出会い…。

こうした「非日常  = ”イベント”」が発生し、物語が動いていく。

 

ゆゆ式には、この”イベント”がない。

旅行にはいかない。部活でやっているのはネットサーフィンだけ。出会いや別れもない。

唯一、プールに遠出したことはあるが、それも電車で日帰りの範囲である。

青髪の女の子、ゆかりが家族旅行に出かけることもあるが、作中でその詳細が語られることはない。旅行に出かけているあいだ、彼女は”不在”として扱われるだけだ。

 

ゆずこ、ゆい、ゆかり。この3人は徹底して彼女たちの地元からでることはない。

作中で描かれるのは、高校の教室で、部室で、ゆいの家で、3人が談笑する姿のみ。

ゆゆ式にはイベントがなく、物語がない。

 

では「何もない」ゆゆ式には何が描かれているのか?

ゆゆ式に描かれているもの、それが「日常」だ。

 

3人の、特に何もない一日。休み時間の、特に意味のない会話。

そこに見える、3人だけが持っている会話の間、リズム。

3人の中でしか通じないゆずこのギャグ。唐突に切り替わる話題。

会話の中にうっすらと漂う、幼馴染のゆいとゆかりと、一人だけそうでないゆずこの距離感……。

 

イベントと物語が消えた中、フォーカスが当てられるのは、高校生3人が日常を過ごしている今、その瞬間だ。

 

何も起こらない、何もない中で、その場、その時の彼女たちの、一瞬一瞬を切り取って繊細に描く。

ゆゆ式は何も描いていないが、日常を描いているのはゆゆ式だけである。

 

 

・Hip-Hopの話

 ゆゆ式のように「日常」を描くものは、音楽にも存在する。

それがヒップホップだ。

 

ヒップホップにも「日常系」と呼ばれるジャンルが存在する。

代表的な曲はスチャダラパーの「サマージャム'95」だろう。

 

www.youtube.com

 

 タイトルの通り、夏を歌った曲だ。

哀愁漂うトラックも素晴らしいが、この曲で注目したいのは、そのラップの内容である。

 

夏本番 海か?山か?プールか?

いや まずは本屋

で帰りにソバ ザルかせいろだ それが正論

 

夏……夏休み、海、山、プール、夏祭り、打ち上げ花火……。

夏を歌うなら、それらしい”イベント”は山ほどある。だが、彼らはそれを歌わない。

 

夏本番に、海にも山にも、プールにも行かない。本屋とそば屋に行って終わり。特に何もない一日。

この曲は、ゆゆ式と同じように「イベントの排除」を行い、「何もない、いつも通りの日」を歌っている。

 

そっ 昼間はね やっこでも食って デーンと構えてればいいわけ

再放送のドラマでも見て 気がつくと昼寝になってたりね

 

夏の何もない一日、その「何もない」をあえてテーマとして取り上げ、丁寧に描写することで、彼らはラップで「日常」を表現することに成功した。

 

 

サマージャム'95は1995年の曲だが、現在も「日常」はヒップホップで歌われ続けている。

 

www.youtube.com

Goin Back To Zama City」は、トラックメーカーのHi'Spec(ハイスペック)とラッパーのOMSB(オムスビ)による楽曲。

自身の生まれ育った、神奈川県・座間市での思い出を語る曲だ。

 

毛虫のやたらいる桜並木 いなたい家に住む Thugな兄貴

となりのヒデ君 上のチビデブ 向かいのジジババ いつも親切

銭湯の近くで電車を見てる夕方 記憶が今も生きてる

 

カズマとはいつもゲームばっか

ビートマニア パラッパラッパー

 

OMSBから語られる座間市の思い出は、住んでいた団地の話や、友達としたゲームの話。他人からすれば、何でもない日常の一コマである。

OMSBは誇張もなく、ありのままの座間市と、ありのままの自分を語る。

さらにOMSBは、サビでこう歌い上げる。

 

座間City デコボコな街 街の大半が米軍基地

でも座間Cityには何もなくて その分空は広くて

 

座間City デコボコな街 俺とHi'Specが育ったCity

でも座間Cityには何もなくて それがよくて

 

「何もないけど、それがいい。」

「何もない」からこそ、故郷の景色、周りの人々、友達と過ごした日々が鮮明に記憶に残っている。2人にとって、「何もない日々」が、一番大切な思い出なのである。

 

――――――――――――――

 

何もないからこそ、そこに見えてくるものがある。

ゆゆ式とヒップホップは、別物のようで、実は同じことを教えてくれている。僕はそう思っています。

 

 

 

コード進行に依存しない作曲/DTM

f:id:teslacate:20170716095538j:plain

 

先日、大阪のチーズナンショップ*1にて、僕が所属していた大学DTMサークルの現部長と色々話をしたのだが、その時にモードの話がでてきた。

 

彼曰く、「自分の作曲に限界を感じていた時に、モードという手法を知って、(技術的/精神的に)作曲をするのが楽になった」という。

 

これは僕もまったく同じ経験をしていて、コード進行で曲の展開を付けるという概念がどうしても呑み込めず、作曲がつらくなっていた時にモードを知って、作曲に対する精神的ハードルが下がったことを覚えている。

 

一般的な作曲の教科書では、「メロディ」「コード進行」「構成(Aメロ,Bメロ,サビ)」……というふうに作り方が書かれているが、モードの音楽にはそれらがない。

かなり雑に言えば、「適当なコードの上で」「適当なスケールを置いて行く」だけで作曲していけるのがモードの特徴である。

 

これはテクノやクラブミュージックといった電子音楽にも当てはまるもので、これらの音楽も1~4種類ほどのコードの上でフレーズを作っていく。コード進行による展開はなく、音の抜き差しやエフェクトで展開を作っていく。

 

僕の主観だが、この手の「コード進行に頼らない音楽」の作り方を初心者向けに解説している教本は見たことがないように思う。

僕が依然読んだダンスミュージックの教本にも、作曲の基礎として、コード進行を用いた作曲の方法が書かれていた。

ポップミュージックのようにめぐるましいコード展開のない音楽に対して、コード進行で音楽を教えるのは、適切なのだろうか?

もちろんポップミュージック的なコード進行や、メロディの知識は持っておいて損はない、持っておくべきである。

しかし、その知識だけでは、「コード進行に頼らない音楽」を作ることができない。

コード作曲に対するモード作曲の知識を、初心者が知る場があってもいいんじゃないか。

 

なにもドリアンスケールを覚えるとか、モードジャズを学ぶとか、そういうことではない。

音楽を作る方法はいっぱいあるということを知っておいてもいいと思うのだ。

 

 

*1: インドカレー