コード進行に依存しない作曲/DTM

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先日、大阪のチーズナンショップ*1にて、僕が所属していた大学DTMサークルの現部長と色々話をしたのだが、その時にモードの話がでてきた。

 

彼曰く、「自分の作曲に限界を感じていた時に、モードという手法を知って、(技術的/精神的に)作曲をするのが楽になった」という。

 

これは僕もまったく同じ経験をしていて、コード進行で曲の展開を付けるという概念がどうしても呑み込めず、作曲がつらくなっていた時にモードを知って、作曲に対する精神的ハードルが下がったことを覚えている。

 

一般的な作曲の教科書では、「メロディ」「コード進行」「構成(Aメロ,Bメロ,サビ)」……というふうに作り方が書かれているが、モードの音楽にはそれらがない。

かなり雑に言えば、「適当なコードの上で」「適当なスケールを置いて行く」だけで作曲していけるのがモードの特徴である。

 

これはテクノやクラブミュージックといった電子音楽にも当てはまるもので、これらの音楽も1~4種類ほどのコードの上でフレーズを作っていく。コード進行による展開はなく、音の抜き差しやエフェクトで展開を作っていく。

 

僕の主観だが、この手の「コード進行に頼らない音楽」の作り方を初心者向けに解説している教本は見たことがないように思う。

僕が依然読んだダンスミュージックの教本にも、作曲の基礎として、コード進行を用いた作曲の方法が書かれていた。

ポップミュージックのようにめぐるましいコード展開のない音楽に対して、コード進行で音楽を教えるのは、適切なのだろうか?

もちろんポップミュージック的なコード進行や、メロディの知識は持っておいて損はない、持っておくべきである。

しかし、その知識だけでは、「コード進行に頼らない音楽」を作ることができない。

コード作曲に対するモード作曲の知識を、初心者が知る場があってもいいんじゃないか。

 

なにもドリアンスケールを覚えるとか、モードジャズを学ぶとか、そういうことではない。

音楽を作る方法はいっぱいあるということを知っておいてもいいと思うのだ。

 

 

*1: インドカレー